我那覇問題について、何も意見を言わないのはまずいと思うので、「現時点での意見」を書きます。
誤解のないように申し上げますが、これは私の所属する団体の意思とは全く無関係で一サポーターとしての意見です。
正直なところ、何が起こっているのか、良く分かっていません。
新聞報道などで「表面化している事実」のみを以下にまとめてみます。
(1)2007/4/23の練習後、我那覇選手は後藤ドクターの治療に従い、ビタミンB1を混ぜた生理食塩水を点滴投与された。
禁止薬物ではないが「正当な医療行為を除き静脈内注入は禁止される」という規定に反したとJリーグに判断された。
ドクターに拠れば我那覇選手は38度の高熱で水分摂取も困難だったとされている。
(2)Jリーグのアンチドーピング委員会は「正当な医療行為とはみなされない」として、我那覇選手に6試合の出場停止、川崎フロンターレに1000万円の罰金を命じる。
(3)世界反ドーピング機関(WADA)が定める規定では、生理食塩水の点滴投与は禁止薬物成分を薄める作用があるとされ、正当な医療行為以外は禁じられている。
ただし2007年から現場の医師が医学的に必要と判断して行う点滴投与は違反行為から除外されている。正確には「現場の医師の判断にゆだねるべきだ」と規定されている。
(4)2007/8/11、JADAが我那覇への行為に対し「Jリーグが『正当な医療行為を除き、静脈内注入は禁止される』という条項を主な根拠にしたとすれば、違反とはみなされない」との見解を示す。JADAはWADAの下部組織。
(5)2007/8/21、Jリーグ31クラブの医師団が2007年1月に開かれた連絡協議会でドーピング違反に対する認識にズレがあった、とJリーグ側の説明不足が今回の一件の原因と指摘。
「健康な選手に対するビタミン投与のみを目的として静脈注射(いわゆる『にんにく注射』)がドーピング禁止行為であるという認識を持つことができたが、その一方で、病気の選手に対する点滴治療を行う中でビタミン剤が同時に投与されることは適正な治療でありドーピング違反にならないと認識した」とJ側の説明不足を原因に挙げた。
医師団はJリーグに処分撤回を求めたが、Jリーグはこれを拒否。
(6)Jリーグのドーピング禁止規定第二条「本規定においてドーピングとは、世界アンチ・ドーピング機構及び国際サッカー連盟に規定されている内容と同一の定義とする」
(7)2007年11月、後藤ドクターが辞職、JSAAに仲裁申し立て。Jリーグは申し立てに合意せず。
鬼武健二チェアマンは合意しなかった理由を「当事者であるJリーグと我那覇選手、川崎との間で解決済みの問題」とし、処分を科していない前ドクターは当事者でないと主張。
紛争解決を行うJSAAの仲裁対象にはあたらないとした上で「ドーピングか否かを問うのであれば、国際サッカー連盟(FIFA)に申し立てるのがふさわしい」と説明した。
これを受けてドクターの代理人は「FIFAには直接申し立てできる機関はない」と語った。
(8)2007/11/7、川崎フロンターレは、仲裁申し立てをしない理由を公表。申し立てた場合、国際サッカー連盟(FIFA)、世界アンチドーピング機構(WADA)から我那覇に独自の追加処分(出場停止1~2年)が下される可能性があるとし、我那覇のために、リスクを避けると説明した。
(9)2007/11/13、我那覇選手がドーピング規定違反でJリーグから科された処分の取り消しを求め、第3者による仲裁を熱望した。
「自分の気持ちとしては、仲裁の場で真実を明らかにしたい。チームが僕のことを思って、(問題を)終わらせたいのは分かるけど、サッカー選手を引退した後、汚名を抱えたまま生活していくのは苦しいですから。」
「僕はそれ(出場停止)を覚悟してやっていきたいと思う。チームと対立はしたくない。チームが意見を聞いてバックアップしてほしい。もう1度、仲裁の場があればいいし、白黒はっきりさせたい」
(10)2007/11/15、Jリーグが仲裁申し立てに合意しなかった問題について文部科学省はJリーグから事情を聴く方針を示した。参院文教科学委員会で、樋口修資スポーツ・青少年局長が「こういう事案が長引くことは遺憾。Jリーグから話を聴き適切な助言、指導を行いたい」と述べた。
以上をまとめると
1.Jリーグと川崎フロンターレ以外は誰もがドーピングではないと明確に言っている。
2.Jリーグと川崎フロンターレ以外は仲裁で白黒をはっきりさせたいと思っている。
3.Jリーグと川崎フロンターレだけはこの問題は終結したと言っている。
4.川崎フロンターレは我那覇のことを思って問題を集結させたいと思っている。我那覇は仲裁によりはっきりさせたいと思っている。
自分は、どんな結論であれ、川崎フロンターレの結論を支持します。
ここには記されていない事情もあるはず。報道がまちがっていないとも限らない。
ただ、我那覇の意見をよく聞いて、誰よりも我那覇が納得のいく結論を出してほしい。
自分は何よりも川崎フロンターレを信じます。
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